【現存する最後の寝台特急!】サンライズ出雲・サンライズ瀬戸(寝台特急)体験レポート

みなさんこんにちは、ふぃーにょです。今回は前回の記事にて東京に行きましたので、せっかくならと、現存する最後の寝台特急に乗ってしまおうという一石二鳥の旅行プランを考えました。

前回の記事はこちら。 

Fate/Grand Order Orchestra 体験レポート (5/4(土)) - 散った花ビラの水平思考

よければごらんください。


さて、寝台特急というものの存在は昔から知ってはいましたが、よく調べてみると、

もう東京から及び、出雲、四国からそれぞれ出ているこのサンライズ出雲サンライズ瀬戸しか現存していないという。。。


この機会を逃すと、いつ乗れるかわかったものではない。(むしろ一生乗らない可能性の方が高いまである)))
万全の準備で乗り込もうとの気概で、事前に情報を仕入れます。


しかし、なかなかどこで切符が買えるか、ということの情報に当たれず、インターネットでは購入できないということだけが手元に残った情報でした。


(正確には、緑の窓口で買えることはわかりましたが、そのためにJR東日本管轄の駅まで行くのは本末転倒甚だしいという気持ちしかありませんでした)

と、まあ困っていたところ、あるブログで記載を確認しました。

JR間では切符販売は相互に行っているため、東京発の切符も地方で購入することが可能とのこと!

(鉄道をよく利用する方には当然かもしれませんが、私は初耳でした。そして助かった)



ちなみに、JRが運行する鉄道の切符はその当日の1月前の午前10時から販売されます。(これも調べて初めて知りました。)



つまり、5月4日発の寝台特急の切符を買うには、4月4日午前10時から販売されるタイミングで購入する必要があるということ。


ちなみに寝台特急というものは非常に人気があるらしく、特に休日の便は販売開始すぐに売り切れることもざらにあるとのこと。



それじゃあどうやってその切符を確保しているかというと、10時開始を狙って数分~数十分前に駅の窓口へ向かい、10時ちょうどに窓口で切符を確保してもらうという方法があります。

10時に駅員さんに端末を叩いてもらうことからこれを10時打ちというそうです。


以前はお盆や正月など利用が集中する時期の特急列車の指定席など10時打ちを利用して確保するといったことがしばしば行われていたそうですが、

今の時代、インターネットを利用して簡単に座席の確保ができますので、これもなくなりかけている文化と言えるでしょう。


とはいうものの、平日の朝10時に駅の窓口へ行けるのかというとこれもまた別問題です。(私はほぼ無理)

そこでまたもや検索してみると、その日の早朝に駅に行き、10時になったらこの内容で予約してください、というシステムがあるそうです。

「指定券の事前受付」と用語では言われているそうですが、なるほどこれなら通勤前に用紙を渡せば自動で予約完了やで、と喜んだのもつかの間、

今は行っていない駅の方が多いらしく、例に漏れず、私の最寄り駅でも対応はしていませんでした。


これまた八方塞がり。私の旅は出発する前に終わるのか。。。



しかし、こんなところで諦めるわけにはいきません。仕方がないので実家の家族に
協力依頼を行います。

とりあえず30分くらい並んでもらって切符とれたら手間賃を渡すという流れで依頼をします。

当日に依頼した入力用紙の見本。。。少なくともこれを見せればOKだったようです。



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そして10時。運のよいことに列もそこそこ空いていたらしく、少し待つことで対応していただけたとのこと。

(前に並んでいたのは当日の新幹線の切符を買っていた人だったようです)(今時切符くらいネットで買えよと思ったのは内緒)


そして実際にゲットできた切符はこちら。



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あとは当日東京駅に行くだけや!!


さて当日の昼~夕方は前回の記事参照。


さて、出発は22時なので、時間を潰して21時45分ほど。東京駅の改札に切符を滑り込ませるとエラー発生。。。(私の旅は毎度なんかあるなあ)


と思いきや私に落ち度はありませんでした。このサンライズ出雲サンライズ瀬戸の切符は改札では対応していないらしく、駅員さんにカシャッとスタンプを押してもらいました。

さて、9番ホームに上がってみるとなかなかの大きさの列車があるじゃないですか。
結構ネットで見ていたため、初見という印象はあまりなかったのですが、サンライズ出雲サンライズ瀬戸です。





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実はこのサンライズ、出雲号と瀬戸号で二つあるんですが、岡山までは同じ路線を走るため、接続して運行します。岡山駅で分離する訳ですね。
(岡山側がサンライズ瀬戸、東京側がサンライズ出雲でした)


ここが境目。。



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さっそく乗り込みます。車内販売は行っていないそうなので、とりあえず、水と食料をいくつか買い込んで入っていきます。

私が選んだシングル席がこちら。


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最初列車をみた際は5号車が雑魚寝スペースになってたから買い間違えたかと焦りました。。。

5号車は1~10までが雑魚寝エリア11,12がシングル席になっていました。


思っていたよりもベッドがベッドベッドしていて、寝心地は良さそう。安定のコンセントを確保し、車内の探検に移ります。

雑魚寝エリアはこんなかんじ。





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洗面所があって、シャワールーム。・・・。





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ああっとこれはいけない。


シャワールームで思い出しましたが、この列車シャワーを浴びることができます。しかし、移動する列車なので、もちろん水量に限りがあります。

そのため、シャワーカードというものを購入する必要があり、シャワーカードをセットすることで、数分間シャワーを浴びることができるのです。(事前知識)


いい感じの部屋を確保できたことで完全に油断しており、ちょうど列車も出した瞬間。
駅のホームには撮り鉄が何名かたむろしておもむろにカメラを向けていましたが、それを逆にとる余裕もなく、財布を持ってシャワーカードの自販機まで走ります。


はい。




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【悲報】お風呂に入れないの確定



あああああせっかく代えのパンツとバスタオル持ってきたのに。。。



過ぎてしまったものは仕方ないので、ここから挽回します。
窓の外は風情なかんじで景色が流れていきます。(ただし真っ暗)


仕方がないので、少し早いですが、お休みすることにします。
ここで気づく新事実。揺れる列車の中で、完全に寝転がるのは気持ちいい!



これは何というか新しい感覚。酔うという感覚はほとんどなく、ある種の
アトラクションみたいなイメージ。楽しい。

これまた乗ってみて初めてわかることだったのですが、雑魚寝エリアは進行方向
に対して垂直に寝る形になっており、シングル以上は平行に寝る形になっています。

つまり、シングル席だと寝ながら窓の外が見える訳ですね。これは実にいい。
これを実感したのは早朝でした。



やはりこういった旅は普段できない経験ができるこそであると実感しますね。

窓の外がうっすらと明るくなってきているなかまだ人々が活動していない時間に
移り変わっていく景色を寝転びながら眺めるのはよいものでした。


ここで、なぜ早朝に起きているかというと。。。

列車の揺れ及び停車駅で止まることで、乗り過ごしを防ごうとする無意識なのか深い眠りには入らなかったんですよね()


まあその分景色を見ることができたということで、イーブンむしろプラスといったところでしょう。


22時に出発した列車も6時を過ぎるあたり、そろそろ目的の岡山に到着します。




岡山駅ではサンライズ出雲サンライズ瀬戸の分離がありますので、少しだけ長く停車するようです。


と、その前に顔を洗って歯を磨きます。ここで初めてダメージを負いました。揺れる列車で顔を洗うのが難しい難しい。



ある意味当然かもしれませんが、洗顔してトイレに行ったあとはすっかり酔ってしまい、(乗り物酔いなんて何年ぶりだろうか)
残りの20分くらいは早く着いてくれ・・・といった気持ちでした。(もったいないが)


ちょっとばかりのアクシデントもあったものの列車は無事岡山駅に到着。



岡山駅ではサンライズ出雲サンライズ瀬戸の分離作業が行われました。早朝だというのに撮り鉄が複数。一緒になって写真をとりました。




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先発して出発するサンライズ瀬戸





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長いようで短かった寝台特急の旅もこれで終わるのでした。




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