【感想】実写映画ぐらんぶる ~男の裸に女の裸より目を奪われたのは初めて~

皆さんお久しぶりです。ふぃーにょです。すっかりブログの存在を忘れてしまっていた今日このごろですが、先日公開された実写映画をみてかぐや様を語りたいのマスメディア部みたいになってしまったので、久々にキーボードを叩いております。

 

f:id:finyo:20200810130246j:plain

ほぼ裸しかでない漫画ぐらんぶる。実写化するとは

さてこの映画、もとはというとバカとテストと召喚獣井上堅二先生が原作、吉岡公威先生が漫画というマンガが原作です。

 

私は、バカテスのファンでしたので、(原作も全部持ってます)明久や雄二が大学生になったらこんなかんじかも!?みたいな煽りもあり、1巻発売時から買ってきていました。(記憶が曖昧ですが、バカテスのどこかの巻のあとがきかなにかで漫画原作することになった話があったようななかったような・・・)

 

さて、実際この作品が実写化するということは井上先生のTwitterかなにかでみたのが最初だったと思います。クソ実写ハンターを自称するわたくし、見ないわけにはいかない・・・ということで、準備を行っていたところ(なんのだ)

なんと、W主演の一人耕平役がなんと犬飼貴丈くんじゃあないですか・・・!

 

犬飼くんといえば、仮面ライダービルドで主役桐生戦兎役を演じた俳優で、私が今まで人生で生で見たことがある人の中で一番イケメンだと思っている人物であります。

 

・・・というのも、もう2年以上前になりますが、仮面ライダー映画のエキストラとして出演した際に当時のライダーがビルドだったわけです。

f:id:finyo:20200810131704j:plain

仮面ライダービルド劇場版にエキストラ出演した際の参加証

このときからめちゃんこカッコよかった。

 

というわけで、映画の中身がクソだったとしても犬飼くんを見れる時点で私に敗北はないという勝利確定の上で、でも犬飼くんのほうがどうみても伊織っぽいよなあと思いながらコロナ禍のディスタンスのある映画館に足を運んだのでした。

 

 

さて、前置きで700字以上費やしてしまいましたが、以下、率直な感想です。

 

犬飼貴丈くんがかっこよすぎる。全裸で股間隠してる姿がカッコいいからもはや何させてもカッコいい。

全裸にららこたんTシャツ(オタクTシャツ)を履いているだけで様になっている。意味がわからない。

しかし、なんで犬飼くんが耕平役だったのかは、わかりました。最初から完成されている感がすごいでているからですね(勝手な解釈)

というのも、伊織って水の中で目を開けることすらままならないほどの金づちで泳げないキャラなんです。(どうも犬飼くん自身も泳げないらしいんですが)

劇中でいろんな人物と関わることで、成長してダイビングにハマっていくというのが大筋の話ではあるんですが、犬飼くんから醸し出される空気で頼りないキャラになるのはもう無理なんじゃないのか・・・というのが率直な印象です。その分竜星涼さんのが頼りないからイケメンへの振り幅は広いように思えました。

 

ということで、伊織がパンツを履いているときは耕平はららこたんTシャツを履いているんですね(字面がもはや意味不明)

 

f:id:finyo:20200810132944j:plain

オタクTシャツの図。こんな潔いオタクになりたい。。。

 

犬飼くんに視線とられるから千紗や奈々華さんたちが誰が誰か1時間くらいしないと見分けがつかなかった。
千紗役の子普通に可愛いのにこれ。(まあ、初めてあった女の子が原作奈々華さん実写千紗という微妙な変更があったので、許してください。)

 

そして開始から30分以上、完全にオリジナルな展開。なのに見たことある気がするぞ?

CMとかでも流れている大学の構内で全裸状態で目覚めるというシーン。

f:id:finyo:20200810195906j:plain

役者って大変なんだなあ(遠い目)

このシーンなんと5回以上繰り返されます。記憶を失うのはいつもダイビングショップグランブルーに行ってから。あまりの繰り返しにタイムリープを疑う二人ですが、日付だけは刻一刻と進み、気づいたら4月も2週目。ここまで勢いがありすぎて笑っちゃいましたね。君の名はからの唐突な前前前世はさすがに耐えられなかった。

f:id:finyo:20200810133541j:plain

実は君の名はネタは原作でもありました。(7巻の単行本おまけから)

 ダイビング映画なのに107分中40分まででてきたのは男の裸のみ。(まあ、原作も同じくらいの比率ですゆえ裸とダイビング)いや、ダイビングもっと少ないな。。。

と、まあせっかくかわいい女の子の水着もでるから、、ということでそちらにも言及したいのですが、やっぱりというかなんというか、ダイビングスーツは日本人の女の子が着るとどうしてもずんぐりむっくりになりがち。仕方ないけど

 

物語の中盤あたりで、伊織たちは自身のダイビンググッズを買うためにショップを訪れます。その際、コラボスーツということで、アニメモチーフのウェットスーツがあったんですが、原作だとエヴァだったけどダリフラになってました。

カラーから版権使用の許可が降りなかったのは既定路線として何故ダリフラ?久しぶりにみた。

 

f:id:finyo:20200810134830j:plain

なんだかんだ私は好き。もちろんイチゴが一番好き。

 

コミカライズを担当していた矢吹神の新連載あやかしトライアングル。面白くてヒロインの女の子が可愛いからみんな読もう。太ももが太いゾ。

f:id:finyo:20200810135007j:plain

左の男の子は誰ですかねえ?知らない子ですね。

と、まあダイビンググッズを色々みたところで、これらを買うにはやはりお金が必要。。。ということでバイト・・・ではなく学祭のミスコンミスターコンの賞金を頼りにします。

ミスコンで初めてケバ子が出てくるんですが、パフォーマンスが共感性羞恥を刺激する。きっついなあ。(最近ますます弱くなった気がする)

というかケバ子役の石川恋さんがケバい化粧してもかわいいので話が若干成り立ってなかったのは内緒。(進行上仕方ないよね)

 

酔っ払った千紗が暴れだした話は原作になかったようなシーンなんですが、ティンカーベル会長に一杯喰わせたあと伊織をニセ彼氏にするための流れとして自然だったためうまいと思いましたね。(まあ、後こういうことでもしないと千紗というキャラ自体が薄くなりすぎるというのもあったんだと思いますが、千紗役の子がこのシーンをインタビューでも挙げていたことから)

 

・・・とまあ、総括ですが

舞台が離島という設定。(開放的な雰囲気の離島。そしてよく全裸の学生がいる…青藍島かな?)
伊織と耕平の目的が最初から最後まで島からの脱出というひとつに固定されててかつPubでの恒例の歌と踊りというオリジナル要素が100分の映画で上手くオチまでつけていて原作が完結していない作品の実写版として満点といって過言でない構成でしたね。

 

お酒飲んでない状態で映画館で映画みてここまで笑ったのは初めてかもしれません。

 

 ・・・・・・・・・でも見た目が陽キャ通り越して半グレみたいな集団の中で可愛い女の子が4人とか原作レイプというより乱交パーティー発生しそうだなと。

 

Pubの先輩たち柄悪すぎて草。
いや、いい先輩たちなんですが。(そしてパンフレットのインタビューにありましたが、メイン役者はオファーを出したそうなんですが、Pubのメンバーはいいかんじに筋肉を求めてオーディションをされたそうです。そりゃああなるわ)

 

なにはともあれ、コロナ期に上映して逆に良かったんじゃないかなとさえ思いました。こう、世の中が全体的に陰鬱になっている中この作品くらい楽しいを全面に押し出すような物語も合っていいんじゃないかな。

何も考えずに観られてそのまま終わる映画って、日本映画ではあまりない気がするんですよね。役者たちがバカなこと大真面目にやっているエンタメ作品ですが、今の世の中にはこういう作品が絶対に必要だと思う。そこに僕は使命を感じています!

 という伊織役の竜星涼さんのインタビュー記事からの抜粋なんですが、私も映画みてまったく同じことを思ったんですよね。こう、主演の方が言ってくれると見る側もすっきりするというか、嬉しい気持ちになりますね。

 

ちなみに犬飼くんのインタビューで面白かったのはここ。

この作品のために実際にダイビングのライセンスも取りましたし、ダンスも必死で練習しました。それらすべてがいい思い出だし、気持ちは「海猿」です。

 

 

まあ、エンディングまでみてすっきりして映画館から出る時もマスクしないといけない現実が待っているわけだけども…。

 

不満点があるとするならば・・・

ラストシーンで海の世界の綺麗さとかを表現してたけど撮影可能な場所とかの問題もあったんだろうけどもうちょっと綺麗な場所で撮ってほしかった…というのが正直なはなし。(最後の最後で一番感動する…かなぁ)))

 

つらつらと思ったことをただ書きましたが、クソ実写をハントしにいったら良作バカ映画にぶん殴られた、というのが率直な感想でしょうか。

原作マンガの実写化という観点からしてみればこの作品は原作を知らない一般層にも十分おすすめできると思います(原作を知っている知らない以前にここまで男の裸ばっかりの映画をおすすめできるか、というのはこの際目を瞑ります)

 

なお原作では今千紗が伊織へ恋心を自覚するかしないかというところで面白いので皆読もう!