みなさんこんにちは、ふぃーにょです。
先日Twitterをみているとタイムラインに挙がってきていたこのツイート、
新卒で入社した時の同期に
— Haro@零和 (@igo_shogi) 2019年5月8日
「割り箸は環境破壊だから良くない」と言ってる奴がいたので
「あれは間伐材だから問題ないよ」と教えたら
「何、間伐材って?良くないもんは良くないだろ」と返してきたので、こいつとは何話しても駄目だなと思ったことある。
割り箸の材料を巡って同僚と話しをしたとのことでしたが、このツイートおよびそれに付随したところから少し思うところがあったので、忘れないうちに文章にしようと思います。
このツイートをみてまず思うことは(知識ゼロと仮定します)割り箸は間伐材だということ。同期の方はそれについて(知らないこと)聞くこと、理解することなく持論の完全さを確信しているということだと思います。
全くなにも知らない場合でも割り箸の中でも「間伐材」なら良さそうというのがこのツイートから読み取れる情報です。(本来のツイート主の主張からは外れますが・・・)
ここで終わってしまうと次に同じような話がたとえば現実で行われたらどうするでしょうか。「間伐材」という言葉だけは知っています。しかし、何故「間伐材」の割り箸だと環境破壊にならないかの理屈はわかりません。それでは物事をしっていることにはなりません。
先ほどのツイートにくっついていたリプライの一つがこれでした。
間伐材がわからなかったので調べましたが、良い木を育てるために一部木を切ってその木を割り箸などに有効活用してるんですね。勉強になりました。世の中のことを全部わかってるわけではないんですから、その同期の人もわからないことは調べて知識を矯正する習慣をつけるべきですね。
— 向日葵猫 (SunflowerCat) (@sunflowercat_25) 2019年5月9日
今の時代我々は世界一かしこい板をひとり一台は持っています。
一つの情報から気になることがあれば即座に調べることができるわけです。
この人は上述のツイートがきっかけで間伐材について理解することができました。
さて話は最初に戻りますが、私も間伐材という言葉に対して間引きした木材というような簡単な理解しかありませんでしたので、せっかくなので、少し調べてみようと思いました。
がっつり調べようと思ったわけではないので、ブラウザ上での簡単なものでしかないのですが、それでもいくつかでてきました。
間伐材について、多くの日本人が間違えているたったひとつのこと。間伐材=低品質ではありません。 | 西粟倉・森の学校 Online Shop
間伐材へのよくある誤解として、
間伐材を利用することが森林の保全につながることであったり、曲がっていたり節が多かったりと利用価値の小さい、もしくは使われずに捨てられてしまう(と思われがちな)間伐材を有効活用している
ということを挙げられ、それに対する回答として
間伐材=低品質、では決してありません。
間伐材は木材の品質をあらわす言葉ではありません。間伐とは、山全体や樹木の生育を促すことを“目的”とした、木々を間引く伐採方法のひとつでしかありません。山に生えた木を伐る方法の話でしかないのです。
としています。他にも述べられていましたがここでは割愛。
もちろん肯定的な側面のみではありません。
この中の話では、間伐材を利用している=環境にやさしいといったことに問題提起しています。
下線部については初めて知った情報でした。
これもまた新しい情報です。
そしてこの情報を踏まえて最初のツイートをみると意味合いが大きく変わってきます。
何が正しくて何が間違っているかを定義ないし、講釈を垂れる気もありません。
そもそも見たのがネットだけて、事実のすり合わせもしていないわけで。。。
しかし、疑問に思ったことについて、調べてみようと思うこと。
つまり、第一段階で日常生活の中で物事に疑問をおぼえること。
第二段階でその物事について(多角的に)調べること。
これこそが簡潔にした教養の在り方だと思っています。
教養は生活を豊かにするといいますが、それらを忘れてしまうと生きているというより外的要因に生かされているといったほうが正確な気がしてしまうので、常にアンテナをはりながら生きていきたいよね。というお話し。
((知識マウントをとるときは十全に準備してからにしようね))